拓真館は、前田真三自らが解説した個人の写真ギャラリーです。廃校となっていた旧千代田小学校の跡地を利用し、地元美瑛町の協力を得て、1987年(昭和62)年7月にオープンしました。「拓真館」の名称は、拓進という地名と真三・写真の真に因んで、命名したものです。館内には、前田真三がライフワークとして取り組んできた「丘」の連作を主として常設し、不定期に展示替えを行っています。今期は、下記の写真展を主として展示予定。
〒071-0474 北海道上川郡美瑛町字拓進
TEL:0166-92-3355 FAX:0166-92-4213
●入館料:無料
●開館時間:5月〜10月 午前9時〜午後5時
●11月〜4月 午前10時〜午後4時
●休館日:開館期間中無休(冬季臨時休館を予定。詳しくはお問い合わせください)
●交通案内:JR富良野線美瑛駅より約10キロ、美馬牛駅より約5キロ(美瑛駅にはタクシーあり)
医師で作家でもある鎌田實氏の2冊の著書「へこたれない」「よくばらない」(ともにPHP研究所刊)から厳選した氏の散文詩と、前田真三・前田晃の「丘」の写真がコラボレート。今という生きにくい時代を生きるすべての人に贈る、心が元気になる写真展。
前田真三のふるさと・八王子恩方に2001(平成13)年8月にオープンしました。この施設は、八王子市が1996年4月に開設したもので、現在は(社)八王子観光協会が管理・運営に当たっています。オープン以来9年半で約111万人の入館者を数え、好評をいただいております。ひき続き年に3回の展示替えを行いながら、前田作品を常設展示いたします。また2003年春より夕焼小焼館1階もギャラリーとして整備し、プロ・アマ問わず多彩な作品をほぼ1ヶ月ごとに展示しております。
〒192-0156 東京都八王子市上恩片町2030番地 夕焼小焼館2階
TEL:042-652-3072
●入場料:大人200円、中学生以下100円、4歳未満は無料
※団体割引あり
●利用時間:午前9時〜午後4時30分(11〜3月は午後4時閉園)
※イベント開催時は変更になることがあります。
●休業日:年中無休
u※写真展開場は展示替えの際、数時間休館します。
●駐車場:165台(無料)
●交通案内
>>バス…京王高尾駅・JR高尾駅北口から、西東京バス陣馬高原下行きで、約30分 「夕焼小焼」下車
>>自動車…陣馬街道追分交差点より約12キロ。圏央道八王子西IC(中央道方面のみ利用可)より約15分、圏央道あきる野ICから、都道46号経由、四谷町交差点より約20分。
2011年4月1日(金)〜7月27日(水)
「自然へのまなざし」と題したこの写真展は、前田真三の名作「出会の瞬間」と前田晃の新作「一片の山水」の特集です。二人の写真家のモチーフの遊び方やフレーミングなど、似ているところ違うところをご覧いただきながら、普段見すごしがちな季節の息吹、自然の機微をお楽しみください。
2011年8月1日(月)〜11月27日(日)
2001年の当ギャラリーオープニング企画展で展示した「塔のある丘」は、美瑛の丘のシンボル美馬牛小学校の塔を、情緒豊かに描いた前田真三の代表作です。ギャラリーオープン10周年記念展として、今回10年ぶりにその「塔のある丘」を、大型作品を加えて装いも新たに完全再現します。
2011年12月1日(木)〜2012年3月27日(火)
独特の視点から風景と向き合った秋山庄太郎、日本を代表する風景写真家前田真三、進化した丹渓作品を生み出す前田晃。2009年秋に表参道・秋山庄太郎写真芸術館で行った三人展の拡大版を開催します。それぞれの「花」や「風景」作品を追加して、三人三様の風景美を展覧。
協力:秋山庄太郎写真芸術館
愛知県豊根村は、前田真三が写真集「奥三河」(毎日出版文化賞特別賞受賞)取材の拠点をした所です。1999(平成11)年には、写真集『ふるさと奥三河 豊根を巡る四季』が豊根村から発行され、話題を呼びました。
当館は、豊根村北部の豊かな自然に恵まれた天竜奥三河国定公園・茶臼山高原の中に2002年4月にオープンし、前田真三作品の常設展示を開始しました。
奥三河地方に題材を得た名作・代表作を展示の中心に据え、一部スペースをフリーのギャラリーとして一般に提供しています。また、年に1〜2回、奥三河以外の前田作品を展示する特別企画展を開催しています。
〒449-0405 愛知県北設楽郡豊根村坂字場字御所平70-185
TEL:0536-87-2345
http://www.chausuyama.jp/
※美術館の詳細は上記ウェブサイトをご覧ください。
2011年4月9日(土)〜7月5日(火)
現在は製造されていないダイトランファー、チバクロームなどの感材を用いたオリジナル・プリント作品の特集です。写真家の審美眼が仕上げた上質のアナログプリントで、名作・代表作に加え、写真集未収録作品も多数展示。
2011年8月5日(金)〜9月27日(火)
表紙の校正刷りまで刷りながら実現しなかった幻の前田真三写真集『絵模様』。没後10年(2008年)記念展として、改めて再構成された作品をご覧いただきます。8×10から6×6までを駆使し、独特の自然観照の目に裏打ちされた作品群をお楽しみください。
2011年10月1日(土)〜11月29日(火)
「出会の瞬間」「一木一草」そして「絵模様」と続く真三作品の系譜を継承しつつ、独自の視点を加えた前田晃の新作集。2011年版カレンダー「一片の山水」を骨子に、わが国の自然が見せる四季折々の表情を活写。
〒879-4911 大分県玖珠郡九重町大字田野 美術館通り
TEL:0973-73-3812
http://www.e-kyushu-geijutsu.com/
※美術館の詳細は上記ウェブサイトをご覧ください。
拓真館のある美瑛町に、姉妹館(西美の杜美術館)があります。
TEL:0168-95-2339
2011年4月1日(金)〜9月27日(火)
拓真館開館20周年記念写真集「二人の丘」(2007年講談社刊)の特集。父・真三の名作と子・晃の近作で綴る美しい丘の季節にエッセイをプラス。丘を巡る写真家二人の30年を、それぞれ26点合計2点の写真に凝縮しました。
2011年9月29日(木)〜2012年3月27日(火)[予定]
詩歌パネル(写真と詩歌・童謡・唱歌を組み合わせたもの)とふるさとの風景、季節の息吹を捉えた作品で構成。しみじみとした懐かしき風景や季節ごとの自然の表情に、心安らぐ写真展です。