岩合光昭40年の集大成「地球の宝石」シリーズを中心に、三重の猫を含む「猫の写真コーナー」を加え、総点数120余点
岩合光昭は、日本の動物写真を大きく変えた写真家です。
1970年代、80年代までは、動物写真といえば図鑑のように動物の姿がわかりやすく写されたものや、人々の頭の中にある可愛さや怖さといった動物のイメージをそのまま写真にしたものが主流でした。それが岩合光昭の動物や自然に対する丹念な調査と、鍛錬された撮影技術によって、既成概念を超えた動物の姿を私たちは目にするようになったのです。
大自然を撮影フィールドにする岩合光昭は、温暖化に代表される地球環境の変化を肌で感じ、その現状を自らの目で確かめて、写真として私たちに伝えてくれます。
岩合光昭どうぶつ写真展でご覧いただく作品を通して、生き物たちの愛くるしい姿はもちろん、環境や自然に対して考える機会となれば幸いです。
いわごうみつあき
1950年東京生まれ。
少年期より写真に親しむ。大学在学中の1970年、動物写真家である父とともにガラパゴス諸島を訪れ、自然の美しさに感動したのが契機となり、卒業後、動物写真家として活動を始める。
以後世界中のあらゆる地域をフィールドに野生動物や大自然を撮影し続けている。
一方、身近な動物のネコ・イヌにも注目し、ライフワークとして撮影を続けており、数多くのファンを獲得している。
展示名:岩合光昭どうぶつ写真展
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場所:四日市市立博物館
開催時期:2012年4月21日(土)~6月24日(日)
主催:四日市市立博物館
協力:岩合写真事務所
企画制作:M&M Color